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カナリア イン ザ ウェブログ

クロスK第2回公演「カナリア イン ザ パレット」の公式ウェブログです

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みなさん、こんばんは。

ブログにそろそろ作・演出っぽいこと書いた方がいいんだべか。

とか思いながらワタワタと過ごしてます、佐野晴香です。

書いた方が言いよとカナリアメンバーが背中を押してくれたので書きます。



でゎ書いてみましょう。『カナリア イン ザ パレット』タイトルの由来を。



まず、パレットから。


様々な感情や想いが在る世界という意味にしたくて「物理的なパレットの上(on)」ではなく「この世界の中で(in)」、という事で「イン ザ パレット」にしました。


続いてカナリアです。以下はいろんなウェブサイトからかき集めた内容ですが。。


大正時代、西条八十(さいじょう やそ)という詩人がいました。童謡『唄を忘れたカナリア』の作者です。


「唄を忘れた金糸雀は

象牙の船に銀の櫂

月夜の海に浮かべれば

忘れた唄をおもいだす」

で終わるその童謡は、
西条八十本人を唄ったものだそうです。

詩人を志したのに日々の生活に追われ、作詩に対する希望は忘れ果ててしまいました。情けない自分を叱りつけ、詩への夢をかきたてようとしますが、徒労に終わります。
ですが、周りの優しさと自分自身の心の豊かさを忘れない限り、詩はまた創造できる。いつかまた美しい声で唄うことができる。そんな夢や願いを込めて作られた童謡なんだそうです。


またこんなエピソードも。。クリスマスの日、教会の会堂内に華やかに灯されていた電灯の中で、彼の頭上の電灯が1つだけポツンと消えていたのだそうです。「ただ一羽だけさえずる事を忘れた小鳥」…その姿は八十自身であるように思えたと述べているそうです。


唄を忘れたカナリアも、自分の居場所を見つけることができれば、再び美しい声で唄い出す…




また、「作家は坑道のカナリアである」という言葉があります。

カート・ヴォネガット(Jr.)が持論とした「作家の役割」…「人間社会の悪化に感じやすく、事前に警笛を鳴らすのが作家だ」と彼は言っています。

「坑道のカナリア」とは、坑道の中で酸素が薄くなっていないか、空気が薄くなって人間が死ぬことがないかを調べるために、鳥かごに入れたカナリアを前に持ってあるく。カナリアが苦しがって倒れるようなことがあれば、人間はここで引き返す。
作家というものは、時代の空気をカナリアのように察知する存在である。

★★★


という以上2つの「カナリア」が佐野晴香の中でリンクしまして、
全部そっくりそのまま作品や登場人物達に繋げたり比喩したり活かしたわけではありませんが、

崩壊した先の見えないこの世界(ニホン)で、
希望や幸せを探している人達、という広い意味でこのタイトルになりました。




一緒に生きよう。

幸せになろう。

あなたを助けたい。

大切な人を守りたい。

あなたに笑っていてほしい。


甘い考え?

きれいごと?

でもこれが本当の気持ちなんだ。

じゃあ

自分ができることは何だろう?



カナリアは、愛にあふれたポジティブスィンキングが土台にある作品です。ラブストーリーですな。ええ。



でも人生、ストレートぢゃないですからね。


生きてることの再確認の為にも、ただ「楽しい」だけの作品にはとどめたくないのです。

私は「オモシロサ」という感覚は、何物とも比べようがなく、無限にあると信じてます。


自分達がまさに今ものづくっている「オモシロサ」を貫く自信と勇気。欲を言うならそれを楽しむ余裕がほしいかな。





役者陣には、かなり苦しい思いをしてもらってます。
スタッフにもあれやこれや注文してるし、
みんなが一生懸命悩んで考えて見つけてきた答えを、
ディスカッションや稽古してる中で返してもらってます。



カナリアメンバーみんなが、一生懸命にものづくりに取り組んでます。感謝してもしきれないです。
ただ祈って座ってたって進まないから、明日もまたへたくそな言葉で、佐野晴香は精一杯、演出という役割を生きるのです。



本番初日まで1週間を切りました。


まだまだいきます。
いけるところまでいきます。
いけるところ越えていきます。




…てなところで






どうでしょう。

なんとなく作・演出っぽかったでしょうか??



タイトルも見栄きった感じに書きましたが、

でもあながち間違いじゃありません。




今日はちょっとテンションおかしいので、よくわかりません。


いいんだろうかこんなぐだぐだな内容で。



今日はこのへんで失礼します。


カナリア関係者のみなさま、明日もどうぞ宜しくお願いします。生きて稽古場で愛増しょう☆


どうやら風邪のひきはじめらしい演出は、栄養ドリンク飲んで気合い入れて寝ます。


【写真1】激近武藤氏。
【写真2】カナリアと語る蛇兄。

【写真3】カナリアに説教される葉子母。


カナリアチケット、まだまだ絶賛受付中ですよ~☆☆☆



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プロフィール
HN:
クロスK制作部
HP:
性別:
非公開
自己紹介:
【今の自分たちにしかできないこと・何か楽しいことがやりたい!】という気持ちから、07年2月に発足。


【人と人とが出会い、交わる場所。
苦の中でも楽の中でも互いに拮抗し、創作し、また次のクロス(互いの分岐点)へと希望をつなげ、軌跡を残していく集団。】という意味から『クロスK』と命名。
企画集団として08年3月に東京都杉並区にて、旗揚げ作品『イタミレンサ』を上演。


09年1月に、活動拠点を東京から岩手県盛岡市に移す。同時に、初期メンバーであった綾小路★流騎亜、たけだみきの2名が抜け、
現在は佐野晴香の個人プロジェクトとして、地元への芸術分野貢献を視野に入れつつ、
日本現代社会と向き合った作品創作を行っている。
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